セカンドオピニオン① 実際に先生と会うまで

ストーリー

実は、当初はセカンドオピニオンを受けるつもりはありませんでした。

でも、IgA血管炎は日本とフランスに患者が多いとドクターから聞き、ふと「日本の専門医の意見を聞いてみたほうがいいかも」と思うようになりました。
息子が通う病院でもこの病気の患者数はとても少なく(正確な人数は忘れてしまいましたが…)、やはり日本の経験豊富な先生の視点を持っておくことは大切かもしれないと考えたのです。

今回の帰国では、夫の実家・東京と私の実家・福岡の両方に滞在予定だったため、病院もそのどちらかで探しました。結果、滞在期間が長く落ち着いて動けそうな福岡の九州大学病院にお願いすることにしました。

電話がつながらない!

ここで一つ問題が…。
セカンドオピニオン外来の受付が電話のみだったのですが、Skypeでかけても番号が「非通知」となってしまうようで、何度かけてもつながらず。

そこで妹にお願いして電話をかけてもらうと、すぐに対応していただけ、その後はメールでやり取りができるように。妹曰く「とても丁寧で対応が素晴らしかった」とのことでした。

書類の準備と提出

セカンドオピニオンに必要な書類として、申請書や問診票(病名・治療内容・相談内容など)、カナダの主治医によるDoctor’s Noteなどをそろえて提出しました。
数日後、「セカンドオピニオン可能です」との連絡が届き、一安心。

しかしここからがまた一波乱ありました…。

画像データがない⁉︎

診察には「組織像の画像データ」とその詳細なレポートが必要とのことだったのですが、カナダの病院に画像データを依頼し送ってもらっていたのですが、大量の紙のレポートはあるけれど画像がないと発覚…。しかも気づいたのが帰国の数日前

画像データは普段のB.C. Children’s Hospitalではなく、検査を行ったSt. Paul’s Hospitalに保管されているとのことで、夫が連絡を取ってくれました。
すると、「写真での記録はないが、検体スライドは保管されている。必要な画像の種類がわかれば対応可能」との返答をもらい、帰国前日に現地で受け取ることができました

そしてありがたいことに、2回分の腎生検の検体スライドも一緒に用意してくださっていて、本当に助かりました。

日本到着後、すぐに資料を郵送

今回の帰国では、まず東京に3泊する予定だったため、東京到着翌日に、レポート・画像データ・検体スライドのすべてを九大病院に発送

ただし、画像データを確認するには専用のアプリをインストールする必要があり、医師側ではその操作ができないとのこと。「えっ…じゃあどうするの?」と焦りましたが、幸いにも検体スライドで診察に十分対応できたようで、事なきを得ました。

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