IgA血管炎と診断されたあと、いくつかのウェブサイトを調べたところ、その多くには、「ほとんどの場合、数週間で自然寛解する」「再発や重症化するのは稀(約10%)」と書かれていて、安心していたのですが、ある日、息子の足がひどく浮腫んでいることに気づきました。
“腎臓の病気=浮腫み”というイメージがあった私は「ひょっとして悪い方向にいっているのでは?」と不安になり、ノースバンクーバーの小児科の先生に診ていただいたところ、すぐにB.C. Children’s Hospitalの腎臓病専門チーム「Renal General Nephrology Clinic」を紹介され、血液検査の結果から、より詳しい診断が必要ということで、腎生検を受けることに。
2023年6月に1回目の腎生検を受けたのですが、ここで驚いたのが、手術室まで親が一緒に入れるということ。
日本で手術を受けたことはないので比較はできませんが、ドラマとかだと手術室の入り口でお別れ、というイメージだったので、「え?中まで?」とビックリしました。
息子が全身麻酔で眠るその瞬間まで、親がそばにいていいというのは、ありがたいような、少し緊張するような…。
眠りに落ちる直前の顔を見届けてから、外の待合室で待つことにしました。
看護師さんからは「院内なら電話するから、コーヒーでも飲んできていいよ」と言われましたが、とてもそんな気分にはなれず、ずっと待合室で落ち着かない時間を過ごしていました。
どれくらい時間が経ったか覚えていませんが、ようやく医師に呼ばれ、腎生検が無事終わったと知らされました。
通常なら数時間休んで帰宅できるとのことでしたが、今回は腎皮質からの出血が見られたため、1日入院して経過観察をすることに。日本だったら生体検査は1日入院ですよね?きっと。何もなければその日に帰宅なんだと、これも驚いたポイントのひとつです。
手術後の病室に入ると、息子はまだ麻酔から覚めておらず、目を閉じたまま。
すると、看護師さんがおもむろにポプシクル(アイスキャンディー)を口に突っ込むではありませんか!
口に入れた瞬間、まだ朦朧としている息子が、アイスを求めて舌だけぺろっと動かす姿がなんともシュールで…。
この場面は、ちょっと衝撃的過ぎました。。。
翌日はウルトラサウンド(超音波検査)を受け、出血が治まっていることを確認してから無事退院。
ただし、腎生検後2週間は、重いものを持つ・ジャンプするなどの運動はNGと言われていて、
ちょうど翌週に予定していたお友達家族とのキャンプは泣く泣くキャンセルに。
術後しばらくは「背中が痛い」と訴えることもあり、寝るときには背中にタオルを当てていました。
本当によく頑張ったと思います。
コメント