IgA血管炎を発症した時の様子

ストーリー

2023年の春、家族で日本に一時帰国したあと、4月に入ってからのことでした。息子が「お腹が痛い」と訴えたことが、すべてのはじまりでした。

「便、出てる?」と聞くと、「昨日は出てない」との返事。きっと便秘かな、と思い、しばらく様子を見ることに。日本滞在中はおいしいものをたくさん食べて、少し食生活も乱れがちだったし、帰国後も時差ぼけで寝つきも悪く、体調を崩しているだけかな…と、そのときはまだあまり深刻には考えていませんでした。

ところが数日後、足首から太ももにかけて、紫色の斑点のような発疹(紫斑)が現れました。これは普通の体調不良とは違うと、病院へ行くことを決めました。
※ カナダではファミリードクターの予約が取りづらかったり、ウォークインの病院だと待ち時間が長時間なこともあり、風邪などちょっとした病気の場合は病院へ行かず市販薬で治すことが多いです。そのため日本よりすぐ病院に行こうとはならない事情もあります。

ファミリードクターを受診すると、「HSP(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)」、正式にはIgA血管炎だと診断されました。初めて聞く病名に驚きつつも、すぐにノースバンクーバーの小児科医の先生を紹介してもらい、治療がスタートしました。

このとき、血液検査なども受けた記憶がありますが、特に数値についての指摘はなかったように思います(記憶が曖昧なのですが…)。

紫斑はかゆみが強く、息子は無意識のうちにかきむしってしまい、出血するほどに悪化していました。そこで処方されたのが、医療グレードのマヌカハニー「Medihoney(メディハニー)」。これが本当によく効いて、傷の回復がぐんと早まりました。

Medihoney
創傷(傷)治療用の医療用ハチミツ製品

余談ですが、私自身も以前、ガラスで指をざっくり切ってしまったことがあり、そのとき余っていたMedihoneyを使ったところ、傷の治りがとても早かったという経験があります。

その後、経過も順調だったこともあり安心していたのです、あのお腹の痛みがこれから続く長い闘病生活の第一歩だったとは思いもしませんでした。

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