6月17日(月)、腎移植に向けたアセスメントがいよいよ始まりました。
その第1弾は歯科検診です。
担当してくださったのは日系と思われる先生で、3月の日本帰国前にどの虫歯を治療したか、レントゲンは撮ったかなど細かく聞かれました。
…が、私はそのとき歯医者に送り届けただけで、内容をまったく把握しておらず(たぶん主人に報告が届いているはず…)。
診察ではそのほかにも、歯みがきの頻度、フロスの習慣、好きなおやつなども聞かれました。
「3月に治療済みだから大丈夫だろう」と安心していたのですが、これが大きな誤算。
虫歯が2本、さらに歯と歯の間に虫歯になりかけの箇所が複数あり、なんとほとんどの歯の間にリスクがあるとのこと。思わず「全部ですか?」と聞いてしまいました。
そのため、以下のケアを勧められました:
- Prevident(高濃度フッ素入り歯磨き粉)を週3回使用
- それ以外はPerioGard(虫歯予防効果のある歯磨き粉)を使用
さらに、親知らずが上下合わせて4本すでに生えており、本人の希望があれば移植前に抜歯も可能とのこと。息子が「抜いておきたい」と言ったため、見積もりを出してもらうことになりました。
ただ、ここで頭をよぎるのがカナダの医療費事情。
歯科と眼科は保険適用外。Extended保険である程度カバーはされるものの、以前私が根管治療をしたときは約2,000ドル…(20万円以上)。今回の治療費を考えると、正直怖さもあります。
検診の中では「これまでに大きな歯のトラブルはありましたか?」という質問も。
思い出したのは、息子が1歳のときの出来事。家の中で転び、“前歯が一本消えた”こと。
夜だったので811(電話相談)に電話すると、「歯が見つからないなら、歯ぐきに埋まった可能性が高い」と言われ、翌日レントゲンを撮ったところやはり歯ぐきの中に。小児専門歯科で「自然に出てくれば問題ない」と言われ、半年後、本当に自然に降りてきました。当時は本当に焦りました。
移植そのものだけでなく、全身の健康管理が求められることを改めて実感しています。
まだ始まったばかりのアセスメント。ひとつひとつ、しっかり向き合っていこうと思います。
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