息子の腎臓移植に向けて進めてきたドナー検査。
今回は、カナダでの検査の流れや実際の体験をまとめてみます。
同じような状況の方の参考になれば嬉しいです。
最初のステップ:St. Paul’s Hospitalへの連絡
息子が末期腎不全で移植が必要になり、
まずは「ドナーになりたい」とSt. Paul’s Hospitalに連絡するところからすべてが始まりました。
すぐに次のステップや必要書類について案内が届きましたが、
カナダでは「ドナーの気持ちを尊重する」ため、書類提出や検査日程の催促は一切ありません。
そのため、自分たちでどんどん進め、検査が終わるたびに都度ナースへ報告する流れになります。
検査の流れ①:Health Questionnaire(健康アンケート)提出
最初に行うのが「Health Questionnaire(健康アンケート)」の提出です。
内容はとても細かく、以下のような質問がありました。
- 既往歴(これまでの病気・手術など)
- 家族の既往歴
- 生活習慣(喫煙・飲酒・運動など)
- 妊娠・出産歴
- ピアスや入れ墨の有無
さらに、
「マリファナ(合法地域のため)を吸っていないか」
「処方薬以外のドラッグを使用していないか」
「性行為に関する質問」などもあり、かなり踏み込んだ内容でした。
検査の流れ②:血液型検査・血液&尿検査・CTスキャン
最初に行うのは血液型検査。
日本では出産時に分かることが多いですが、カナダでは血液型を知らない人も多く、
まずここからスタートします。
続いて、血液検査と尿検査で腎臓の働きや感染症の有無をチェック。
そして、CTスキャンで腎臓の形や血管の状態を確認します。
検査の流れ③:専門チームとの面談
次に行うのが、専門チームとの面談。
以下の3人の医療スタッフと1人ずつ面談します。
- 腎臓専門医(ネフロロジスト)
- ソーシャルワーカー
- ドナーナース(提供者担当看護師)
医学的・心理的・社会的な観点から、ドナーとしての適性を確認されます。
私はまだこの面談まで進んでいませんが、
主人はすでに面談を終えており、医師から
「腹膜透析を続けると寿命に影響が出るので、移植を目指して早く動き出したのは正解」と言われたそうです。
また、「移植によって息子さんはノーマルライフを取り戻せますね」と言われ、思わず涙が出たそうです。
検査の流れ④:レノグラム(腎シンチ検査)
左右の腎臓がどのくらい働いているかを測定する検査です。
女性は追加で以下の検査が必要です:
- 子宮頸がん検査(自宅キット)
- 乳がん検査
乳がん検査は自分で予約を取りますが、
「息子の移植のために必要」と伝えても、緊急性が低いためか3ヶ月待ちでした…。
これもカナダの医療あるあるかもしれません😅
検査結果と現状
夫はすでに検査をすべて終え、
「息子とマッチ適正問題なし」との結果に✨
レノグラムの結果でも腎臓の機能は左右それぞれ52と48で、健康そのもの。
少し脂肪肝があるものの、特に問題はないとのことでした。
一方で私は、
尿検査で血液反応(ヘモグロビン)が見つかり、
再検査でも確認されたため、腎臓の超音波検査(Ultrasound)を受けることになりました。
カナダ医療の“のんびりペース”
St. Paul’sのドナーナースが、
近くのLions Gate Hospitalに検査依頼書を送ってくれたのですが、
1週間経っても連絡なし💦
電話しても「今出られないのでメッセージを残して」と言われ、
メッセージを残したものの、折り返しなし…。
(ほんとに連絡する気あるのかな?と思ってしまうほど😅)
もう少し待って、それでも連絡がなければ、再度ドナーナースに相談する予定です。
次のステップ:最終面談へ
少し不安もありますが、
10月31日にB.C. Children’s Hospitalで息子の腎臓専門医と最終面談が予定されています。
St. Paul’sの医師からはすでに「ご主人の腎臓でOK」と言われていますが、
最終判断はB.C. Children’s Hospitalの腎臓専門医が下します。
OKが出たら、それぞれの医師のスケジュールを調整し、
手術日が決定。調整には約2ヶ月かかるそうです。
12月以降は休暇を取るスタッフも多いため、実際の移植手術は来年になるかな?と思っています。
ようやくここまで来たという実感
生体腎移植を決意してから約4ヶ月。
長いようで、あっという間でもありました。
まだ検査が完全に終わったわけではありませんが、
ようやく「ここまで来たな」と感じています。
同じように生体腎移植を検討している方や、
カナダで医療を受ける予定の方にとって、
この体験が少しでも参考になれば嬉しいです🌿



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