今回は、腹膜透析をしている中で避けて通れない「24時間排液採取」と「尿採取」について、私たちが体験した流れや注意点をまとめてみます。
どうして24時間採取が必要なの?
腹膜透析では、
- 体の中に残っている腎臓の働き
- 透析によって老廃物がどれくらい除去できているか
を調べるために、24時間分の排液と尿を集めて検査に出します。
透析が始まってから何度か「そのうち必要になりますよ」と言われていたのですが、実際にやってみると予想以上に大変…。
さらにこの検査は、同じ日に血液検査も必要とのこと。
私たちは夏休み最後の金曜日に実施することになりました。
24時間尿採取の方法
Step 1 朝一番の尿は捨てる
前日の夜からその朝までにたまっていた分を含めてしまうと「24時間+α」になってしまい、検査が正確にできなくなるそうです。なのでスタートは朝一番の尿を捨ててから。
Step 2 24時間分の尿をすべて専用容器にためる
オレンジ色の大きな専用ボトルに24時間分をすべて集めます。
ただし、ナースさんによって説明が異なるようで…私たちは検査の2日前に「やっぱりやります」とメールで確認して、慌てて準備することになりました(汗)。
血液検査の日に合わせる必要があったので、「じゃあ木曜日から始めるしかない!」と、かなりバタバタのスタートでした。
24時間排液採取の方法
こちらは比較的簡単でした!
Step 1 通常通り腹膜透析を行う
Step 2 排液バッグにたまった液をサンプル容器に入れる
いつも通りの透析をして、溜まった液をまとめて容器に移すだけです。
注意事項!
Point 1 朝一番の尿は捨てる
これは大前提。忘れると検査が正確にできません。
Point 2 採取した尿は容器に入れ、冷蔵保存
ただし容器がかなり大きい…。冷蔵庫のスペースを確保するのに一苦労でした。
Point 3 できるだけ早くラボに提出
私たちはB.C. Children’s Hospitalで容器を受け取りましたが、ラボは羽目にあり(車で30〜40分)。
ただ、家から車で5分の場所にもラボがあったので、そちらで受け取ればよかった…とちょっと後悔しました。
まとめ
24時間の排液&尿採取は想像以上に大変でした。
でも腎臓の働きや透析の効果を正しく知るために、とても大事な検査です。
これから同じ検査をされる方の参考になれば嬉しいです。
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